愛犬の尻尾から心理、感情のサイン♪
2024/10/29
愛犬美容室QunQunをご利用頂くワンちゃんは、トイプー、チワワ、ダックスなどなど、ほとんどが小型犬🐩
特に小型犬は社交的でもありますが、警戒心が強く、今どんな感情でいるのかを知る事は気持ちよくトリミング受けてもらう為に必要になってきます♪
今回は特にトリマーが気を付けているワンちゃんの心理状態を尻尾から読み取る方法をお話しします。
犬の尻尾の振り方には、実は多くの心理的なシグナルが隠れています。
尻尾の動きには、ペットの気持ちを理解するための重要な手掛かりとなります。
日頃のご自宅での接し方、お散歩、他のワンちゃんといる時の参考に犬とのコミュニケーションを深める手助けになればと思います。
目次
犬の心を読み解く!尻尾の振り方が教える感情とは?
犬の尻尾の振り方には、さまざまな感情が隠されています。
例えば、尻尾を高く上げて左右に振る姿は、喜びや興奮を示しています。
トリミングを終えてお迎え待ちから、飼い主のパパ、ママに合えた時など、甘えたい気持ちがマックスなど、信頼の気持ちも含まれます。
一方、尻尾が下がり、ゆっくり振る場合は、不安や緊張を感じている可能性があります。
これは、初めてのトリミングのワンちゃんなど慣れない環境に置かれた事でも起こります。
先ず、トリミングの前に、優しく話しかけたり、ゆっくり撫でてあげたりし、不安や緊張を取り除く事を心掛けます。
また、尻尾を真横にして迅速に振る仕草は、友好的なサインとされています。
これらの動きを観察することで、飼い主様も愛犬の気持ちを理解する手助けとなります。
犬のコミュニケーションの重要な要素である尻尾に注目することが、愛犬との絆を深め、安心させるための鍵となります。
喜びのときに振る尻尾:愛犬のハッピーサイン
この様に犬の尻尾の振り方は、愛犬がどのように感じているかを知るための大切な手がかりです。
特に、喜びの瞬間に見られる尻尾の振り方は、愛犬が幸せであることを示す明確なサインです。
例えば、しっかりとしたスピードで尻尾を振り、体全体を使って表現する動きは、犬が飼い主との時間を楽しんでいる証拠です。
また、尻尾が高い位置でふわふわと振られるとき、愛犬は自信を持って楽しい気分を表しています。
緊張を感じる犬の尻尾:あなたが気づくべきサイン
犬の尻尾は、彼らの感情を表現する重要な部分です。特に、緊張を感じる犬は、その尻尾の動きに明確な兆候を示します。例えば、尻尾が下がり、ゆっくりと揺れている時は、犬が不安や緊張を抱えていることが多いです。このような姿勢は、何かが不安を引き起こしているサインかもしれません。その際には、犬に安心感を与えることが大切です。具体的には、静かな環境を整えたり、穏やかな声で話しかけたりすることで、犬はリラックスしやすくなります。また、犬が尻尾を握りしめるようにしている場合、これは特に緊張を示します。ペットサロンでは、初めての場所や人に対する不安がこのような行動を引き起こすことがあります。尻尾の動きに注意を払いながら、愛犬との絆を深めるための手助けをしていきましょう。
不安を示す尻尾の動き:愛犬に寄り添うために知っておくべきこと
また、他にも尻尾からのサインでは、「しっぽが垂れている」、「後ろ脚に挟んでいる」 →「こわい」「体がヘン! 痛い!」
垂れたしっぽは「自信のなさ」の現れ。
苦手な動物病院の診察時や、雷の時など不安や恐怖を感じた時にしっぽを垂らします。
また、何かにびっくりした後も不安が尾を引いてしっぽが下がりっぱなしになったりします。
さらにしっぽを後ろ脚の間に挟んでいるときは、強度のストレス状態。体の震えを伴うこともあります。
また、具合が悪いとか、どこかに痛みがあるような場合もしっぽが下がります。
「尻尾が下がっていて、かつ小刻みに振られている場合」
これは犬が警戒心や不安を抱えているサインです。
また、尻尾を抱える様子や、体全体を縮こませる姿勢も不安を示しています。
こうした感情を察知することで、犬が安心できるように配慮した行動が取れるかもしれません。
例えば、静かに寄り添ったり、優しい声で話しかけたりすることが効果的です
その時の心理、感情は?
「しっぽがサッと上がる」
リラックスしていた犬のしっぽが、急にサッと上がったときは、目で耳で嗅覚で、何かをキャッチした証拠。飼い主の帰宅の足音を聞きつけた時など。
いっぽうでは、怪しい音や不審者をキャッチした時などは、直後に警戒吠えを始めたりします。
「しっぽがリラックスした感じで水平になっている」
遠くに何か見えたり聞こえたりした時、誰かが近づいてきた時など、注意が引きつけられている状態。
威嚇や警戒の気持ちは薄く、興味と関心、好奇心がより占めている状態だといわれています。
尻尾の振り方から学ぶ、犬との深いコミュニケーション
「しっぽが緊張した感じで水平になっている」
しっぽや体に力が入っている、つまり緊張が感じられるような場合。
犬どうしがおもちゃやおやつを挟んでどっちが取るか、というような状況で見られます。威嚇や攻撃とまでいかなくても、若干、相手を牽制する気持ちが働いているとみます。
しっぽの毛が逆立っている+しっぽを高く上げている
猫はケンカの時を思い出してみてください。
しっぽの毛を逆立てて相手を威嚇しますが、犬も同様で、一触即発の状態。攻撃の一歩手前で、強い威嚇の表現として低い唸り声を伴うことも。
よその犬に出会ってこのような状態になった時には、ヘタに手を出したり間に入ったりするとそれが刺激になり、乱闘に発展するおそれがあるのでくれぐれも注意。
トリミングサロンでは、トリミングやシャンプーといったプロセスが行われますが、これがワンちゃんに与える影響は様々です。
初めての体験や他のワンちゃんとの接触に対して、尻尾の振り方がどのように変化するのかを観察し読み取る事で、愛犬の気持ちを理解できる手助けになります。
愛犬との絆を深めるために知っておくべき尻尾の秘密
いかがでしょう?
単に尻尾が振られているからと言って、必ずしもご機嫌というわけではないと理解する事で、犬の気持ちに一歩、歩み寄ったことになります。
愛犬によく見られるパターンをつかむことで、性格や、愛犬が何を望んでいるのかも分ってきます。
しっぽの表現は、まさに犬のコトバ。
外国語を学ぶように、犬のコトバを学ぶと愛犬と共有できる世界がグンと広がります。
また、ここで挙げた「しっぽのバリエーション」は、ごく初歩的なこと。
犬の尻尾の振り方は、上げたパターン以外にも微妙に違う事もあり、それぞれそのワンちゃんの心理、感情を尻尾でも表現しています。
ぜひ日常の様々なシチュエーションで愛犬のしっぽを含め、体全体の様子もよ〜く観察してみましょう。
すると、おのずとその時々で発しているエネルギーの違いのようなものを肌で感じ取れるようになり、直感も磨かれてくるでしょう。
そうした感覚も大切にしてみてくださいね。